NICUでの闘い|小さな命の力強さ
娘が誕生してから、すぐに NICU(新生児集中治療室) でお世話になることになりました。
周りの赤ちゃんも小さかったけれど、娘が一番小さかった。
保育器の中、たくさんの管に繋がれ、人工呼吸器もつけられている。
その姿は痛々しくて、見ているだけで胸が締め付けられました。
でも、小さな体で必死に生きている。
喉にチューブが入っているため 泣き声は出せず、目もまだ開かない。
肌も未熟なため、大部分がシールで覆われていました。
「本当に生きていけるのだろうか…?」
最初の数か月は、いつ何があってもおかしくない状況 で、
「どうか無事に生きてほしい」と毎日願い続けていました。
驚いたのは「眉毛」だけはしっかりしていたこと😂
そんな未熟な娘でしたが、ひとつだけ しっかりしていたもの があります。
それは、眉毛。
産まれたときから くっきり濃く、はっきりと存在感を放っていました(笑)。
そのギャップに、「小さいのに、眉毛だけはしっかりしてるなぁ…」と、
少しだけクスッと笑えたのを覚えています。
大きさは、大人の小指の第一関節くらいのサイズ。
最初は触れることすら許されず、ただ見守ることしかできませんでした。
NICUでの面会|やっと長く一緒にいられる時間
妻は入院中、毎日娘の様子を見に行き、
私も 仕事帰りにできるだけNICUに寄る ようにしていました。
今までの病院と違い、NICUは面会時間に制限がなかった ため、
妻と長い時間一緒に過ごすことができました。
(ちなみに、妻の病室の面会時間は 相変わらず15分… 😓)
少しでも 「一緒にいる時間を増やしたい」 と思い、
私は 一眼レフカメラ を持ち込んで、たくさん写真を撮ることにしました📸✨
「いつか娘と一緒に、この写真を見たい。」
そう願いながら、カメラのシャッターを切り続けました。
成長の兆し|6月上旬、ついに目が開く!
少しずつ、娘の成長が感じられるようになりました。
6月上旬ーーー。
ついに 娘の目が開いた のです!👀✨
これまでずっと閉じていた目が開き、
その小さな瞳が パチリ とこちらを見つめた瞬間、
「本当に生きてくれているんだ。」
と、改めて実感しました。
さらに、腕も活発に動かすようになり、「生きる力」 を強く感じました。
でも…すべてが順調に進んでいたわけではありませんでした。
突然の知らせ|心臓の動脈が閉じていない…
ある日、お医者さんから 衝撃的な話 を聞かされました。
「本来、生後2~3週間で閉じるはずの動脈が、娘はまだ閉じていない。」
それは PDA(動脈管開存症) という状態でした。
もし閉じなければ、手術が必要になる。
でも、小さな娘にとって手術は大きな負担。
「どうか、薬で閉じてくれ…!」
そう願いながら、薬の投与を開始しました。
願いが届いた…!奇跡的に動脈が閉じ始める
そして、しばらく経ったある日ーーー。
お医者さん:「動脈が閉じ始めています!」
「よかった…!」
本当にホッとしました。
ただ、完全に安心できるわけではなく、
「まだまだ油断ならない状態です」と言われました。
小さな命の力強さを信じて
NICUにいる間は 毎日が不安との戦い でした。
でも、娘は 小さな体で必死に生き抜いている。
500mlのペットボトルより軽い体で、
それでも 「生きるんだ」 と頑張る姿に、何度も勇気をもらいました。
「大丈夫。絶対に大きくなれる。」
そう信じて、これからも 娘の成長を見守り続けよう。
次回予告…NICUでの成長と、新たな試練
少しずつ成長していく娘。
しかし、NICU生活は まだまだ続きます。
次回は、
✅ NICUでの成長記録
✅ 体重が増えてきた!
✅ そして、また新たな試練が…!?
について書いていきます!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました✨
次回もぜひ読んでいただけると嬉しいです😊
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